路地の一軒には、いくつの暮らしが入っているのか
韓国のアパート団地で家を訪ねるときは、棟番号を探してから部屋番号を探します。一つの棟には多くの玄関があり、その奥で別々の生活が営まれています。路地の低層の建物では、外から見ただけでは分かりにくいことがあります。一軒に見えても、階ごと、あるいは分かれた居住区画ごとに独立した家計があるからです。屋根を数えること、住む空間を数えること、その中の人を数えることは、ここで別々の作業になります。
説明のために架空の小さな路地を考えます。最初の建物では両親と子ども二人が一緒に暮らしています。次の建物には、それぞれ独立して生活する五つの世帯があります。三つ目では一人がオフィステルの一室に住んでいます。建物は三つでも、世帯数はそれより多く、人口はまた別の数です。オフィステルは実際の住まいであっても、後で説明する総調査の「住宅」分類には入りません。これは実在の地区を調査した記録ではなく、同じ路地から複数の統計が生まれる理由を示す例です。
韓国の住まいには、アパート、戸建て、多世帯が暮らす家、オフィステルなどが含まれます。「家が多い」という表現も、建物の数なのか、独立した居住区画なのか、生活を営む単位なのかで意味が変わります。外壁の内側に複数の暮らしがあることを省いてしまうと、路地の生活の密度は見えなくなります。
家族が別居し、親族でない人が一つの生活を営む
韓国の統計上の世帯は、血縁の名前ではなく生活を共にする単位です。国家統計ポータルKOSISは、炊事や就寝など、生計を共にする生活単位として説明しています。親と成人した子どもが別の家で独立した生活を営めば、家族であっても同じ世帯とは限りません。親族でない少人数が共に暮らす場合も、一般世帯に含まれます。一人で独立して生活する人は一人世帯です。KOSISの指標定義。
2021年総調査の付録では、家族の世帯、家族と親族でない人が共に暮らす世帯、一人世帯、親族でない五人以下の集団が一般世帯に含まれます。親族でない六人以上の集団や、寮・高齢者施設・児童施設などでの集団生活は集団世帯です。外国人だけの世帯は別に分類され、韓国人と外国人が共に暮らす世帯は一般世帯に含まれます。この区別はどの家族が「普通」かを評価するものではありません。表がどの生活単位を集計したかを示しています。総調査付録。
住民登録上の世帯は行政記録という別の単位です。登録上の構成と、実際に食事や生活を共にする人の範囲が常に一致するとは限りません。食卓や台所の使い方の変化を説明するなら、登録件数をそのまま代用せず、生活単位を捉えた資料が必要です。成人した子どもの独立を考えると、その意味が見えます。家族関係は続いていても、買い物、洗濯、ごみ出しは新しい家の予定として動き始めます。
オフィステルの住人が「住宅」の表から外れる理由
日常の住まいと総調査の住宅は重なるものの、範囲は同じではありません。2021年付録は、人が暮らす構造的に分離された独立の居住単位を「居処」とします。その中で住宅には、永久または準永久の建物、一つ以上の部屋と台所、独立した出入口、慣習上の所有または売買の一単位という条件があります。戸建てやアパートなどの住宅類型は、この範囲で集計されます。
同じ付録では、オフィステル、ホテルや旅館の客室、寮、特定の社会施設、板張りの仮設住居やビニールハウスなどを住宅以外の居処に分けています。オフィステルは事務所と居住の用途に関わる韓国の建物類型です。住宅以外という分類は、人が住んでいないという意味ではありません。調査が居処全体と住宅だけを別に数えるという意味です。オフィステルで一人暮らしをする人は住民であり、一人世帯でもあり得ますが、その空間はこの住宅分類に入りません。
アパートとオフィステルの日常を比較するとき、住宅数だけの表では後者の居住を十分に示せない場合があります。居処の種類を扱う表なら対象は広くなります。ベッド、机、冷蔵庫のある暮らしの事実と、統計の表に入る条件は別の問いです。どちらの呼び方が正しいかを競うより、その住まいがどの表に含まれるかを知る方が役立ちます。
多家口住宅が、一つの表では一戸、別の計算では五戸になる
韓国語の「다가구住宅」は、複数の世帯を収容する戸建ての類型です。単に何人も住む建物すべての意味ではありません。2021年付録は、総調査の住宅数と住宅普及率に使う住宅数を比較し、総調査ではこの建物を建物単位で数え、普及率の計算では内部の区分された居処を反映すると説明しています。例に挙げられるのは五世帯が暮らせるように造られた一棟です。総調査の住宅数は一戸、新しい方式の住宅普及率に使う住宅数は五戸になります。
どちらかが四つの住まいを勝手に増減させたのではありません。所有を中心とした住宅単位と、内部の区分された居住空間という異なる対象を数えています。五つの空間がすべて入居済みなのか、空室があるのか、各世帯が何人なのかは別の問題です。入居できる構造と調査当日の入居状況は同じ数ではありません。
アパート一棟の写真でも似た違いが生じます。一棟は一戸ではなく、複数の独立した住宅と、階段・廊下・エレベーターなどの共有空間を含みます。アパートの歴史を扱う記事が建物の建設と住まいの供給を一緒に追うのも、そのためです。大きな構造と内部の住宅単位を分けると、一つの場所にいくつの暮らしが集められたかが分かります。

一人世帯の割合と、一人暮らしの人口の割合
別の簡単な計算例を考えます。一人世帯が二つ、四人世帯が一つあれば、世帯は三つ、住民は六人です。一人世帯は世帯数の三分の二ですが、一人暮らしの人は人口の三分の一です。一世帯に一つの重みを与える計算と、一人ずつ数える計算では結果が変わります。これは韓国の実際の分布ではなく説明用の例です。
アパートの割合も同じです。住宅総数の中のアパート割合は空間を数え、アパートに住む世帯の割合は生活単位を数え、アパート居住人口は人を数えます。四人の住む一戸と一人の住む一戸は、住宅数では各一戸ですが、人口では四人と一人です。同じ外観の奥に異なる世帯規模が入っています。
これが小さくなる世帯の記事の出発点です。世帯が増え、平均人数が減ると、一つの生活で共有していた冷蔵庫や調理道具、洗濯や買い物が複数の住まいに分かれます。ただし世帯人数の減少から、すべての住宅面積が縮小したとは言えません。面積の変化を説明するには、空間と住人を結び付ける資料が必要です。

引っ越しの間の空室と、一年以上の空き家
総調査の空き家は基準日のある状態です。2021年付録では11月1日に人が住んでいない住宅を対象にし、新築、売買、賃貸、転居、未分譲による一時的な空室も含みます。たとえば10月末に前の住人が出て、11月半ばに次の住人が入るなら、基準日には誰も住んでいないかもしれません。これは分類を説明する仮定であり、特定住宅の調査結果ではありません。
一方、同じ付録にある空き家実態調査は、一年以上誰も居住しない住宅を基準にし、未分譲住宅と公共賃貸住宅は除きます。一方は特定日の広い入居状況を、もう一方は長期に使われず整備の対象になる家を調べます。調査名を省いて空き家の総数だけを書くと、入居者交代の間の空室と長期間使われない家が同じ問題に見えてしまいます。
空いている家が、別の人にそのまま適した住宅になるわけでもありません。職場や学校から遠い、修理が必要、出入りが難しい、所有者の条件が合わないなどの可能性があります。全国の空き家総数を、そのまま住宅需要への答えにできないのはこのためです。場所、状態、実際の利用条件まで見て初めて使える住まいの話になります。
家の中の一日までたどる
一人の家では食卓を仕事机としても使い、複数人の家では食事と勉強の時間を同じ部屋で調整することがあります。これは調査した世帯の描写ではなく、同じ間取りが同じ一日を生まないことを示す例です。部屋数の次には、誰がいつその場所を使うかという問いがあります。
建物の形だけでは所有と賃貸も分かりません。アパートにも持ち家と借家があり、戸建ても同じです。住宅類型は空間の形を、居住の権原はその空間を使う関係を説明します。毎月の出費や維持管理の責任を書くには、実際の費用や契約の資料が必要です。団地の名前や外観写真はその代わりになりません。
韓国の住まいの風景は、大規模な団地、路地の低い家、仕事と居住の用途を持つ建物、集団で暮らす施設が共につくります。数える単位が変われば、別の地図が生まれます。私にとって興味深いのは、どの形が韓国の代表なのかより、一つの建物の中でいくつの一日が動き、どの場所を共有しているかです。数字は暮らしを平らにする結論ではなく、外から見えなかった生活を探す入口にもなります。
一つの建物の中で動く別々の一日と共有空間をたどると、外観だけでは見えない暮らしが現れます。
出典と対象範囲
人口から見る韓国:指標の定義 ↗2021年人口住宅総調査:用語と住宅統計比較の付録 ↗2022-07-28Modulesは確認した資料をもとに独自の解説を行います。冒頭の画像は説明用にAIで生成したもので、実在の場所、出来事、商品の記録写真ではありません。
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